咽の痛み(咽頭炎)
空気が乾燥したり、ほこりっぽい日が続くとのどが痛くなることが増えます。夏でも、エアコンの効いた部屋で寝た翌朝、のどが痛くなった経験がある方も多いと思います。
あわてて病院で診察を受けると、多くの場合はウイルス性の咽頭炎と診断され、薬をもらって帰ってきます。
実際、成人の咽頭炎は、90%がウイルス性とされています。ウイルス性の場合は、抗生剤の必要はないとのことです(咽頭炎感染症ガイドライン2004)。
細菌性の場合、ほとんどの場合は溶連菌が原因で、 伝染性単核球症との鑑別が大事であるとされます。 溶連菌感染が疑われ、検査をして陽性になったとき、初めて抗生剤が使われます。
医師によっては、そうしたガイドラインのルールを軽視した抗生剤の使い方をする人もいるそうです。
日本は、とくに抗生剤の使い方が荒く、耐性菌を生む土壌となっているそうです。患者自身が、本当に抗生剤が必要な状態なのか、担当医師に問いただすくらいの心構えが必要ですね。
参考「感染症ガイドライン2004」
1. 熱が38℃以上 1点加える
2. 咳をしていない 1点加える
3. 「前頚部」リンパ節腫脹と圧痛 1点加える。「後頚部」では伝染性単核球症を示唆する点に注意
4. 扁桃が腫れていたり、浸出物がある 1点加える。炎症による腫れではなく、もともと「大きい」だけの患者の場合は点を加えない。
5. 患者年齢3-14歳 1点加える
6. 15-44歳 点なし
7. 45歳以上 1点引く
・溶連菌感染の確率とマネジメント
0点 2-3% 咽頭炎の可能性低い。ラボは出さず、抗菌薬も不要
1点 4-6% 咽頭炎の可能性低い。ラボは出さず、抗菌薬も不要
2点 10-12% 迅速検査して治療の可否を決定
3点 27-28% 迅速検査して治療の可否を決定
4-5点 38-63% 迅速検査にて治療の可否を決定
日本経済新聞より抜粋

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